水っぽい下痢が止まらない…
水っぽい下痢が続く場合、その多くが一過性のもので、3日以内に正常な便に戻れば大きな心配はいりません。
しかし、1週間以上継続する水っぽい下痢や、生活に影響を及ぼすほどの症状がある場合は、体が異常を知らせている可能性が高いです。
特に、便秘と下痢を繰り返している状況では、過敏性腸症候群などの病気が隠れていることもあります。
このような症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
下痢(水下痢)の症状で
お困りはありませんか？
下痢、特に水下痢は、多くの場合一過性で自然に治ることが多いですが、特定の症状が現れた場合は、より深刻な疾患の兆候である可能性があります。
以下のような状況で下痢が起きた場合は、医療機関への受診をおすすめします。
- 元気なのに下痢の症状がずっと続いている
- 下痢が止まらない
- 吐き気や高熱の症状を伴う下痢
- 排便が終わっても腹痛が続く
- 血液が混じったような下痢が出る
下痢(水下痢)は
何日続くと危険？
通常、下痢は1週間以内に自然に解消されることが多いです。
そのため、1週間以上継続する下痢や、便秘と下痢を繰り返す場合には、過敏性腸症候群、大腸がん、潰瘍性大腸炎など重大な疾患の可能性があるため、注意が必要です。
下痢の原因は
ストレスやコロナも？
ストレス
自律神経の乱れにより腸の運動が活発になり、腸による水分吸収の時間が短くなって下痢を引き起こすことがあります。
感染性腸炎
ウイルスや細菌による感染が原因で、腹痛や発熱、吐き気などの症状を伴うことが多いです。
生活習慣
暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、刺激物や冷たいもの、脂っこいものの摂り過ぎによって、下痢を引き起こすことがあります。
新型コロナウイルス
主な症状は発熱や咳ですが、下痢や頭痛、発疹などの他の症状が見られることもあります。
下痢を伴う病気
下痢を伴う病気には、以下のようなものがあります。
ウイルス性胃腸炎
ウイルスが胃腸に感染し、下痢や吐き気、嘔吐、発熱、腹痛などの症状がみられます。
感染性胃腸炎
ノロウイルスや病原性大腸菌によるもので、下痢と嘔吐が特徴です。
石けんと流水での手洗いや適切な水分補給が予防と症状緩和に重要です。
下痢の検査
超音波検査
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓の異常の有無を観察します。
血液検査
胃腸の炎症が疑われる場合に行います。
下痢を早く治す方法
以下では、下痢を治える基本的な対処法をお伝えします。
胃腸を休める
消化の良い、脂質が少ない食べ物を選びます。
例えば、おかゆやうどん、すりおろしりんごなどが推奨されます。
水分補給する
激しい下痢による脱水を防ぐため、スポーツドリンクなどを飲むことが推奨されます。
市販薬を服用する
急な下痢に対応するため、水なしで飲める下痢止め薬を携帯しておくと便利です。
腹部を温める
冷えから来る下痢に有効です。
腹巻きや入浴、カイロを使用して腹部を温めます。