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40代で見つかる大腸ポリープ!? 問題ないの?

おはようございます。
ふくい内視鏡・胃腸クリニック 院長の宇賀治良平です。

ブログを書いている朝の現在、福井市内は少し曇っています。
しかし、この数日間は比較的暖かくなってきており、少しずつ雪が溶けてきた様子を嬉しく思います⛄️

最近、「40代で大腸ポリープが見つかりました」というお声をよくお聞きします。
実際に当院で検査を受けた40代の方でも、決してポリープが見つかることは少なくありません。

「まだ若いと思っていたけど…」「症状もまったくないのですが。」と驚きの反応が多いようです。
そこで今回は、実際にクリニックで日々感じていることを踏まえて、40代で大腸ポリープが見つかる意味についてわかりやすくお話ししたいと思います。

 

① 40代は大腸ポリープが増え始めるタイミング

 

 

医学的な統計を見ると、大腸ポリープの発生率は40代を境に徐々に増えていきます。
これは「特別に病気が進んでいる」というわけではなく、加齢に伴って腸粘膜の変化が少しずつ起きてくるからです。
つまりは、40代でポリープが見つかったという事実は、「これから注意していきましょうね」というサインとも捉えることができます。

 

 ②病理検査の結果で評価が変わる

 


大腸ポリープには非常にたくさんの種類がありますが、そのほとんどは良性です。
ただし、腺腫性ポリープのように将来的に大腸がんへ進行しうるものもあり、これらをしっかり区別することが重要です。
検査で見つけた後、組織検査でタイプを評価することで、今後のリスクや検査スケジュールが大きく変わってきます。

 

③ ポリープと生活習慣との関連とは

 

40代は多忙な時期でもあり、「食生活」・「運動不足」・「ストレス」・「飲酒習慣」などが積み重なりやすい年代です。
こうした生活習慣の影響は大腸の状態にも反映されやすく、ポリープの発生と関連していることもあります。

 

④ ポリープ切除=予防につながる

 

内視鏡でポリープを切除するということは、単純に“病変を取り除く”だけではありません。
それは大腸がんになる前の段階で芽を摘む行為であり、「予防」そのものなのです。

私がよくお伝えする表現では、「畑に生えてきた雑草を取り除くことで、大事な畑を守る」とお話ししています。

この点は、内視鏡検査の大きな価値の一つだと考えています。大きくなってから、入院して大掛かりな治療をするよりも、
外来で治療をできてしまうのならば、体への負担は小さくなります。

 

⑤ 今後の検査計画の考え方

 

ポリープを見つけた後は、「次はいつ受けたらいいですか?」というご相談もよくあります。
目安としては検査結果・ポリープの種類・大きさ・数によって間隔が変わりますが、大切なのは検査を継続する姿勢とフォローアップの計画です。
40代のうちに一度しっかり見ておくことは、将来への安心につながります。

よければ、前回のブログでも経過観察のタイミングについても記載しているので、ご覧くださいね。

 

よくある質問(Q&A)

 

 

Q1. 40代でポリープが見つかると大腸がんになりやすいですか?


A. 見つかったこと自体が直ちに大腸がんであるというわけではありません。
ただし、腺腫性ポリープのような将来のリスクにつながる可能性がある病変があれば、切除を行なったうえで定期的なフォローを続けていただくことが望ましいです。

Q2. 全く症状がないのに検査を受ける意味はあるのですか?


A. 大腸ポリープや初期のがんはほとんど無症状です。症状が出始めてからでは、すでに病変が大きくなり、進行していることもあります。何か少しでも困ったことがある様ならば医師と相談し、検査を受けておくことは予防医学として大きな価値があります。

Q3. 切除後はもう検査しなくていいですか?

A. 一度ポリープを切除した後でも、再発や新しいポリープができる可能性はあります。
ポリープを取った場所ではなく、大腸の他の場所にもポリープが発生することはありえます。
繰り返す様ではありますが、医師と相談して適切な間隔で検査を継続することをおすすめします。

 

最後に

 

大腸ポリープが見つかったと聞くと、不安や驚きが先に立つこともあると思います。
実際は、「気が付くことができた」「早めに対処できた」という、良いスタートラインに立てたとも言えます。


人生を大腸の病気に左右されないように、定期的なメンテナンスの方法について向き合ってみてはいかがでしょうか。
当院では、できるだけ負担の少ない内視鏡検査を心がけていますので、まずはお気軽にご相談・ご予約ください。


福井市で胃カメラ・大腸カメラをご検討の方は、
ふくい内視鏡・胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。
症状がなくても、検査についてのご質問だけでも大丈夫です。

 

引用文献

  1. 日本消化器内視鏡学会.大腸ポリープ診療ガイドライン(2020)  南江堂

  2. 日本消化器病学会.大腸がん診療ガイドライン医師用(2024) 大腸癌研究会

  3. Winawer SJ et al. Prevention of colorectal cancer by colonoscopic polypectomy. New England Journal of Medicine

この記事を執筆した人

この記事を執筆した人

宇賀治 良平

  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化日本肝臓病学会専門医
  • 器病学会専門医
  • 日本内科学会総合専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本消化器がん検診学会消化器がん検診総合認定医
  • 日本ヘリコバクター学会H. pylori感染症認定医

おなかの中からふくいを元気にする。を掲げ毎日の診療にあたっています。
少しでも辛くない検査をより多くの方に届けられるよう、スタッフ一丸となってより良い診療を提供します。